西日本遠征三日目(その2)

さて川内駅に向かうとエスカレーター前のマットは水浸し、コンコース内も雨風が吹きこんだ形跡あり。そして駅の構内がやけに暗いが、どうやら市内の至るところで停電しており駅も例外ではないらしい。売店、自販機はもちろんコインロッカーも使用不能になっていた。よくみると駅前の信号が消えており、コンビニも明かりが消えていた。かつての震災を思い出したぞ。もっともその時と違って物はあったが。こんな時はやはりラジオが役に立つ。市内の被害の様子をちょくちょく放送していた。ちなみにラジオを持っていたのは九州地方のラジオ局のべリカード集めが目的だったのだが、FMさつませんだいは一切発行していないそうで…それが少々残念だった。
ひたすら待つこと5時間!ようやく新幹線運転再開の知らせが入った。川内駅始発は15時45分の博多行き、とにかくこの列車で熊本へ向かう。運よく指定席が1席残っていた。本来ならば熊本まで止まらない便なのだが始発列車になるので各駅停車の運行になった。1時間くらいならなんとか立ってもいられると思ったが、混雑を考えるとやはり立ちはきついだろう。というわけで当初の予定を変更して九州新幹線に初めて乗車することになった。
感想は、盛岡以北と似ていてトンネルが多く、景色はあまり楽しめない。おかげで携帯もやたらと圏外になることが多かった。車内は鹿児島中央から団体の客がいたのだが、熊本から専用列車を出す代わりに熊本まで立っているようにと言われていたらしく、乗務員がしきりに説明を求められていた。
こんなところにも混乱が出てしまったね。
ようやく熊本に到着、相変わらず在来線は再開の目処が立っていないようだ。ともあれ今夜の宿泊先を探すべく、市街地をふらつく。結局ネットカフェで夜を明かすことになった。妙に落ち着かない一日が終わろうとしていた。この台風の影響で明日以降予定の変更の必要がでてきた。今回の旅の主な目的は、
①熊本城&熊本競輪
山陰本線から三江線
③玉野競輪
なのだがどれか一つは除外することになった。JRの運行状況もみて判断しなくてはならない。はたしてどうなることやら。